客室乗務員 トラブル編

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急病人編「お父さん、逆さにしないでください!」

それはキャビンアテンダントとして飛び始めて間もない頃のことでした。
いつも通り、着陸前の安全性チェック(乗客に関して・・・着陸前にお客様がベルトをしているか、テーブルを出していないか、荷物はきちんと収納されているか等。機内について・・・化粧室内に人がいないか、すべての物入れのロックがかかっているか等)をしてB767の真ん中にあるCAシートに座りました。
着陸前は外を見ながら、緊急時に備えてイメージトレーニング(飛行機は離着陸が一番危険だと言われています。クリティカル11ミニッツと呼ばれ離陸時の3分、着陸時の11分に事故が起こりやすいのです。)

羽田空港にさあ、着陸!
いつものように衝撃防止姿勢(CAシートに頭をしっかりつけて、足に力をグッと入れる)をとり、いざランディングしました。

すると突如

「キャー!!!!」という悲鳴にも似た女性の叫び声が。

何が起こったのか一瞬わからず、キョロキョロしていると
慌ててキャビン(客室内)に走る先輩キャビンアテンダント。

5歳ぐらいの子供を片手に抱え込み必死の形相でラバトリーに入る父親らしき30代ぐらいの男性。

子供が何かを詰まらせたらしく、必死に出そうとして手を入れたりするが出てこない。そしてついには子供を逆さに持ち上げて出そうとしている父親。

その横で赤ちゃんを抱えて子供の名前を泣き叫ぶお母さん。

その様子は本当に10年以上経った今でも忘れられない光景です。

慌てて先輩CAが逆さにするのを止めさせ、すぐ横にあったギャレー(飲み物を作る台所のような場所)にその家族全員を入れました。

そこで見たものは・・・

意識を完全に失って、口から泡を吹き、口から出し切れなかった吐物が鼻から出ている男の子の横たわる姿でした。

時間がどれぐらいその時点で経過していたかわかりませんが、先輩の指示を受け毛布をすぐに取り出し、寝ている顔の横に置き、子供の顔を横に向け、先輩CAはタオルを手に巻き、子供の口の中にその手を少し入れこみ口を開かせました。

すると次の瞬間!

どっと詰まっていたものが流れ咳き込むと同時に意識が戻りました。

その時点ではまだゲートに入っておらず、タクシング中(飛行機が空港内を走る)の数分の出来事でした。

その間機内アナウンスでは「急病人が発生しています」とのチーフパーサーの説明が流れ、他のCAはキャプテンとの連絡を済ませ、すでに救急車到着。

その方たちのものと思われる荷物をまとめてドアサイドに持っていった他のCAがお客様に荷物の確認をしつつ、救急車が既に待機していること、
この後の流れについて説明。

ドアオープンと同時にその家族は救急車に乗り込み降機しました。

その後のことはまったく今思い出せませんが、そのときの先輩CA達の動きの早さに驚き、ただもう夢中で指示に従い動いていました。


客室乗務員の仕事の役割は「サービス」だけではありません。
「保安」の面がとても大きいのです。

もしあの子が詰まらせたものを吐き出すことができずに、
意識が戻らなかったら。。。と思うとぞっとします。

短い時間で対処する能力、臨機応変に動くこと、コミュニケーションがうまく取れることなどCAの適正に必要なものはたくさんあります。


客室乗務員はサービスと保安と常に二つの役割を持っています。


もしもあなたが客室乗務員だったらどうしますか?


ぜひこの事例から考えてみてくださいね。

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